組織の高度化地域分権化 2
この改革から締め出されるはずの大量のミドル・マネジャーがどのくらい整理されるのか、また整理されたのかも明らかではありません。
しかし、これまでのトップ・ヘビーになりかかっていた経営が、このような大手術によって再編成され、経営階層の整理によって内部組織の重圧が軽減し、風通しがよくなるにちがいありません。
これがどのようにGM全体の組織に活力を与え、ハイテクノロジー分野への進出とともに、新しい戦略展開にはずみを与えるか・・・。
速断は許されないにしても、GMも21世紀に向けて、歴史的な挑戦に踏み出したことは疑いないでしょう。
きわめて革新的な構想を打ち出しています。
サターン計画は、ミシガン州フリントのビュイック・シティー計画や、ポンティアックのフィエロ生産計画、また現在世界最新といわれるデトロイトのハムトランク工場よりも、規模、資本、技術、いずれの点でも比較にならないほど巨大で、また最も革新的です。
すでにGMの各工場で試みられている日本的管理システムも、ここではいっそう大幅に取り入れるばかりでなく、ロボットの採用も徹底しています。
こうしたハイテクノロジー分野の技術は最近つぎつぎと合併や提携を通じて、全面的かつ意欲的に採用されつつあります。